株式投資をする場合、IPOについて知っておくと、株式投資がおもしろくなるかもしれません。
この記事では、IPOってなに?というところから、どの証券会社でIPOの申し込みをするといいのか、までをまとめてみました。
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IPOとは
IPOとは、新規公開株式を指す「Initial Public Offering」の頭文字をとった略称になっています。
新規公開株式(以下IPO)とは、上場することが決まっている株式のことです。
IPOは、上場までの間に事前に予約して購入することができるんです。
「事前」にというところがポイントで、これが大きなメリットであり、IPOの人気の理由になっています。
IPOの申し込みができる証券会社は決まっている
IPOは、担当する証券会社が決まっています。
これを引受証券会社というのですが、この証券会社の口座を持つことで、IPOに申し込めるようになっています。
すでに持っている口座がIPOを募集していないのなら、申し込める口座を開設しておく必要がありますね。
IPOに申し込むときの注意点
IPOの申し込みは、引受証券会社の「仮条件」を確認し、その範囲内の価格で、買いたい株数ほど申し込みをするようになっています。
仮条件には、ある程度値幅が設定してあります。
たとえば、1,000円〜1,300円といった感じですね。
その範囲内で、いくらで何株買いたいのかを決めて申し込むことになります。
その後、公募価格が決定されます。
購入希望価格より公募金額が安い場合は、購入できるチャンスがぐっと高まります。
逆に、公募価格が高い場合は、基本的にその株は購入できないと思っていたほうが良さそうです……。
できるだけ資金に余裕をもって、多めに購入申し込みをしておくことで、当選する可能性が高まるということですね。
どうしてIPOが人気なのか
実は、IPOの公募価格は比較的安く設定されていることもあり、多くの場合、上場初値が公募価格より高くなる傾向にあります。
とある有名芸人さんが役員をつとめている、テラスカイというIT企業があります。
公募価格は1,700円だったのですが、なんと、初値は7,650円になりました。
チャート引用:SBI証券
最低株数は100株ですので、17万円で購入した株が、76万5,000円になったというわけなんです。
IPOに当選し、17万円で買った株が、初値で売却しただけで59万5,000円の利益得ることができる……ということは??
IPO投資法は、投資に関する知識や経験がなくても、公募価格で株を購入して初値で売却するだけで、十分な利益を得る可能性が高い投資法なんです。
あくまで傾向なのですが、おおむね7〜8割は値上がりしています。
逆に、2割は下落する可能性があり、決して100%ではないので損をしたくない人は、当然ながら投資には向いていません。
わたしは、あらかじめ貯金の一部を投資用に分けて運用するようにしています。
もちろん、ゼロになっても家計には響かないお金です。
そういったお金でIPOに申し込んだりもしているのですが、残念ながら当選したことがありません・・・(涙)
でも、一度はIPOに当選してみたい!!
どうすればIPOに当選しやすくなるのでしょうか?
まずは口座開設が大事!
前述もしましたが、IPOは抽選方式です。
発行・売出株式数よりもIPOの購入希望者のほうが多い場合、抽選で配分を決定することになります。
そして、各証券会社によって、受け持つIPOの銘柄はバラバラです。
複数の証券会社に口座を開設しておくことで、IPOに申し込む機会を増やすことができます。
たくさんの銘柄に応募することができれば、それだけ当選する可能性も高まりますよね。
家族で証券口座を開設しておいて、人数で攻めるという方法もあります。
証券会社によっては、じぶんと身内で申し込むことによって、応募数を増やし、当選確率をあげることもできるんですよ。
抽選方法にも証券会社で違いがあるので、申し込みの入り口は複数用意して、当選確率をあげておくことがポイントです。
証券会社で知っておきたいこと
IPOに参加するには、証券会社自体がその株式の売り出しについて、幹事会社である必要があります。
幹事会社には、主幹事と副幹事の2種類があります。
この違いは割当株式数にあり、副幹事よりも、主幹事に多く割り当てられることになってます。
その証券会社が、どれだけIPOの幹事証券会社になっているかという、「実績」を確認しておくことも重要です。
証券会社はどこでも良いというわけではなく、幹事会社としての実績の有無を中心に選んでいきましょう。
わが家で利用している、SBI証券とマネックス証券は、ネット証券会社のなかでIPO実績が多くあります。
SBI証券
SBI証券は、「申し込み口数」と「IPOチャレンジポイント」による2通りの方法で配分しています。
1.申込口数での抽選による配分
個人向けに売り出される予定数量の70%について、公平な抽選により当選者が決定されます。
資金が多いほど申込み口数を増やすことができるので、それだけ当選確率が高くなる配分方法です。
2.IPOチャレンジポイントによる配分
SBI証券が独自で取り入れている配分方法です。
IPOチャレンジポイントとは。
新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントが加算されます。次回以降のIPOお申し込み時に、IPOチャレンジポイントをご使用いただくことによりIPOが当選しやすくなるSBI証券のポイントプログラムサービスです。
IPOチャレンジ制度より抜粋
IPOに落選すると溜まっていくポイント、ということですね。
予定配分の残り30%は、申し込み時にIPOチャレンジポイントを多く申請した参加者から順に、割り当てられていきます。
SBI証券は、落ちてもポイントを貯めることでチャンスが増える!
あきらめず、IPOチャレンジポイントを使ってドンドン申し込んでいけばいいということですね^^
マネックス証券
マネックス証券は、とてもシンプルで公平な抽選方法となっています。
発行・売出単位数よりも、申し込み人数が多いか少ないかで変わるだけ。
申し込み人数が多い場合
申し込みをした全員に、抽選権が与えられます。
全員で抽選をするので、1人1単位1当選になるので、複数単位で当選することはありません。
少ない場合
申し込みをしたすべての人に配分されます。
それでも残った単位数については、申し込みがあった単位数から、1単位引いた申し込み単位数ごとに抽選となっています。
マネックス証券の場合、1単位目については申し込み者単位で抽選がおこなわれるため、当選する可能性が高くなります。
とりあえず1単位だけでも当選したい!という人は、マネックス証券に口座開設をしておくと良いですね。
IPOは、初心者でも比較的容易に取り入れることができる投資法です。
口座を複数準備して、当選確率をあげてIPOに取り組んでみてくださいね!
わたしは、こらからもドンドン申し込んでいく予定です!
なかなか当選しないので、そろそろ当選するはず(なんて。笑)