毎年、10月頃になると書店に家計簿が並びます。
いつもこの時期には書店に行って、良い家計簿はないかな?と調査するのが趣味のわたし……(笑)
これまでキャラクターものは値段が高い(ワンコインで買えない)ということで、見ることすらしてこなかったのですが、今年はキャラクターものもチェックしてみたんです。
そうすると、これがびっくり!
SNOOPYかんたん家計簿2017 (レタスクラブムック)が、しっかりとポイントが押さえてあって、これは良い!と感じたのですよ。
細かいことは考えたくない、ずぼらさんにおすすめ家計簿です!
日々のチェックポイントは3つの支出だけ
家計簿は、書き込む欄が多くなるほど、めんどくさくなって挫折しやすくなるものです。
そもそも、毎日「被服費」や「医療費」が出るわけではないにもかかわらず、日々の支出を書き込む項目に、そういった欄があったりします。
また、たくさん書き込めるようにと、行が多く作ってある家計簿も多いんですよね。
正直なところ、毎日そんなに書き込む欄は不要なわけで。
このスヌーピーのかんたん家計簿の大きな特徴は、書き込む費目がたったの3つだけということです。
それは、「食べる」「暮らす」「その他」です。
実際に、普段やりくりしているお金は、この3つにほとんどあてはまってしまいます。
難しいことを考えずに、ささっと3つに分けてしまおうっていう設定が、ずぼらさんにとって使いやすいポイント!
しかも、書き込み欄がざっくり大きいので、とっても書き込みやすいですね。
食べる
ここはもちろん、食費を書き込む欄ですね。
迷いなく書き込めるかとおもいますが、ここは買い物スタイル次第では、日用品も含めていいかもしれません。
スーパーに行ったついでに、食材といっしょに買うことも多いですからね!
暮らす
日用品やクリーニング代など、暮らしに関わる支出を書き込むような設定になっているそう。
わたしが考える「暮らす」費目は、以下になります。
- 日用品・雑貨代(ただし、食材と同時購入なら「食べる」でOK)
- 下着・靴下等、必須の被服費
- 散髪代
- 基礎化粧品代(日焼けどめ等も)
- ガソリン代
- 灯油代
- 住宅の備品代
- 通勤・通学のための交通費、雑費
- 新聞購読料
クレジットカードで支払ったものがある場合は、除外しちゃいましょう!
集計のときに、2重計上してしまいます。
また、クレジットカードで支払ったものを書き込む欄もあるので、数が少ないならそちらに記入していきます。
ただし、わが家のように、生活費のすべてをクレジットカードでやりくりしている場は、すべてを書き込むことができません。
かといって、家計を改善したいのに、家計簿で細かくチェックしない・・・というわけにはいきませんよね。
その場合、毎日のやりくり費目をクレカで払ったものに関しては、現金とは色を変えて書き込むと、しっかりと支出を把握しながらも、まとめページで2重計上しなくて済みます。
「食べる」と「暮らす」の項目は、生きていくうえで必要なお金を書き込んでいくことになります。
ですので、この2つの項目は、毎月大幅な変動が出なければOKとしましょう!
ここを節約するのは至難のワザ・・・。
その他
この「その他」が支出のグレーゾーンになってきそうな予感!
家計を整えるなら、この「その他」の欄から手を入れていきましょう。
「食べる」にも「暮らす」にも含まれないものは、ここに書き込んでいきます。
- レジャー費
- 医療費
- 交際費
- 美容費(カラーリング、パーマ、ネイル等、基礎化粧品以外)
- 被服費(急がないもの)
- 習い事・塾費用
- 家具・家電
- 娯楽費
- 冠婚葬祭
- 医療・生命保険
- 国民健康保険・国民年金
- 税金等
わたしにとっては、どれも必要不可欠な費目ではありますが、高すぎるな……と感じたものは、バッサリとテコ入れしていきましょう!
レジャー費も、ちょっとお出かけしすぎてるな、と感じたら、お金の掛からないレジャーに切り替えてみるのもいいですね。
「暮らす」と「その他」は、各家庭によって考え方も違うと思うので、ご自身がしっくりくる項目に振り分けてみてください。
わたしが少し振り分けていますが、「美容費」の中でも、普通に髪の毛をカット(散髪)する場合は必須になるので「暮らす」でもOKです。
でも、たまにご褒美感覚で施術する、カラーリングやパーマはどうかな?と考えてしまいますよね。
美容師の娘としては、「暮らす」に含めていただいたほうがいいわけですが、少しでも支出を見直したい場合は、「その他」でもいいと思います。
こうして、じぶんでルールを決めて振り分けを考えた場合、1年間通して同じルールで振り分けることを忘れずに!
決めたルールは、巻末のメモページに残しておきましょう。
1ヶ月ごとの集計ページは?
日々の集計は、各月ごとに書き込んでいきますが、毎月の集計は別のページにあります。
1年間を通して比較できるように、まとめてつけられるようになっていました。
これもいいですね!
各月がどういう支出になっているのか、ひと目で把握できます。
来年度分の予算も、とっても立てやすい!
わたしが自作しているエクセル家計簿も、1年分を比較できるように、まとめページのようになっています。
【2017年版】4人家族の家計簿。会社員夫・フリーランス妻・子ども2人家庭のリアルな生活費を公開
この方法はとても把握しやすいので、おすすめです。
医療費の集計ページも!
医療費は、1月1日から12月31日までの合計額が、以下の2点を超えると「医療費控除」を受けることができます。
- 年間所得の5%
- 家族の合計額が10万円
つい、医療費と聞くと、病院で支払ったお金と考えてしまうのですが、病院に診察にいくためのバス・タクシー代や、治療のために購入した医薬品のお金なども申請できるんですよ。
医療費控除を受ける場合、領収書のコピーや記録が必要になりますので、この医療費の集計ページを活用して、確定申告に備えておきましょう。
レシートはうっかりなくしてしまいやすいので、付録のスヌーピーの封筒に入れて管理してもいいかも!
まめ知識ですが、夫婦共働きの場合、年間所得によって、どちらで医療費控除を受けたらいいか変わってくる(還付金額が変わる)ので、所得に差がある夫婦は、じっくり調べてみてくださいね!
貯金はコツコツつけてモチベーションアップ!
毎月の預貯金額を記入するページもあります。
ここは自由に設定して書き込んでみてくださいね!って書いてあります。
先取り貯金ができているひとは、残金貯金を書き込んでいく方法もおもしろいですよね!
ちょっとしたへそくりが増える気分を味わえます。
でも、まだまだ先取り貯金が危ういという場合は、金額欄に「今月貯められた額」を書き込んでいき、○の部分を累計額として使うという手もあります。
どちらがいいか、モチベーションがアップするほうで挑戦していきましょう。
家計簿は、複雑なものより、シンプルなものを。
そして、じぶんにあっているものを使うのが、長続きのコツですね!