会社員&フリーランス家庭の保育料。保育園と幼稚園どっちがお得か計算してみました。

給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収額の決定・変更通知書

夫会社員、妻フリーランスのわが家ですが、現在、上の子は小学校2年生。
下の子は、幼稚園児になりました。
 
フリーランスでも、開業届けがあれば保育園に入園させることも可能です。
ですが、基本的に会社勤務の方が優先されるので、激戦区だとかなり厳しいですよね。
 
わたしの住む地域も例にもれず、現在は全年齢でほぼ空きゼロの状態が続いています。
 
この激戦を勝ち抜けるとも思えなかったので、最初から幼稚園にしぼることにしました。
 
そして、開業した年に下の子が幼稚園に入園。
満3歳から預かっていただける年々少保育です。
 
最近では、4年保育も増えてきており、2歳から預かってくれる幼稚園も増えてきているんですよ。
 
これは、保育園探しに苦労しがちなフリーランスには朗報なのではないでしょうか。
 
幼稚園は、面接で受かってしまえば、仕事の有無なくだれでも入園させることができます。
 
では、金銭的に見て、会社員&フリーランス家庭の場合、保育園と幼稚園、どちらが保育料の負担が軽くなるのでしょうか。

保育園の保育料ってどうやって決まるの?

保育料は、平成27年度から、市町村民税の所得割額を基礎として決定されるようになりました。
市民税にいくら支払っているのかで、保育料は変わってくるというわけですね。
 
住民税には市町村民税と県民税が含まれているので、少しややこしいです。
保育料算定に必要なのは市民税のみ。
 
この記事では、わかりやすいように「市民税」という表記にしていきます。

会社員で住民税を天引きされている場合。

給与所得のみの場合は「特別決定通知書」、給与以外にも所得があり、確定申告等をした場合は「給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収額の決定・変更通知書」というものが配られます。
 
漢字ばかりでわかりづらいですが、こんな細長い用紙です。

給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収額の決定・変更通知書

これらの書類を参照すればおおむね計算して出すことができます。
みるべきポイントは、4の税額控除前所得割額です。

税額控除前所得割額

この4の税額控除前所得割額から、5の税額控除額を引いたあとに出る金額で保育料が決定されます。
 
細長い用紙が手元にない場合は、計算をして出すこともできますよ!
計算方法をまとめてみました。

会社員の計算方法

年収540万円の場合。
 
*給与所得を調べよう。
計算式についてはこちらのサイトが便利です。
給与所得は378万円になります。
細長い用紙が手元にある方は、左側に記載されています。
 
*所得控除はいくら?
配偶者控除や基礎控除、生命保険料控除などです。
所得控除の合計額を出してみましょう。
今回、わが家の場合は120万円になりました。
用紙でいえば、所得控除合計2の部分になります。
 
*課税所得金額を出す。
給与所得378万円-所得控除120万円=260万円ですね。
この数字は、用紙には3の総所得の部分に記載されています。
 
*控除前所得割額
課税所得金額に市民税の税率6%を掛けます。
260万円×6%=15万6,000円
用紙でいえば、真ん中あたりの4の数字が出てくるというわけですね。
 
*市民税所得割額
控除前所得割額から5の税額控除額を引くと、市民税所得割額が算出できます。
 
この5の税額控除額は、住宅ローン控除やふるさと納税をしていると金額が変わってくるので、実際に調整控除額を参照に計算して出してみると、より正確な数字がわかっていいかと思います。
(ただし、数千円程度しか変わらないかも。)
 
今回はそのまま計算します。
 
15万6,000円-1,500円=15万4,500円
 
年収540万円の市民税所得割額は、15万4,500円ということがわかりました。

妻フリーランスの計算方法

会社員同様に、計算して出すことができます。
 
*事業所得
収入-経費=70万円
 
*所得控除
所得控除は、基礎控除33万円と生命保険料控除4万円のみです。
 
*課税所得金額
70万円-37万円=33万円
 
*控除前所得割額
33万円×6%=1万9,800円
 
*市民税所得割額
1万9,800円-1,500円=1万8,300円

1万8,300円が市民税所得割額になります。

実際の前年度の所得額で出してみました。

市民税所得割額から保育園の保育料がわかります。

夫の市民税所得割額は15万4,500円。
妻は、1万8,300円。
 
世帯の合計額は、17万2,800円になります。
これでようやく、具体的な保育料を知ることができます。 
 
保育料は自治体により金額が大きく変わってきます。
金額を知りたい場合は、市のホームページなどにPDFファイルが掲載されてることもあるので、検索力を駆使して探してみましょう。
(これがまたわかりづらいんですけども・・・)

区分でわかれている保育料

わたしが住む市の場合は、こちらです。
市民税所得割額が17万2,800円の場合。
ごく1部の区分を抜粋しています。
オレンジ色の枠がわが家の場合になります。

保育料

月額保育料は、2万6,410円になるようです。
 
きょうだいで同時通園をしていれば、第2子は半額になります。
わが家の場合は、すでに上の子が小学生なので、第1子扱いになります。
 
保育園の保育料には給食費が含まれているとのこと。
ですが、3歳以上になると、主食は別。
主食分は追加料金になったり、白米やパンを持参したりする園もあるようです。
 
実際、わたしが利用していた一時保育施設では、3歳からおやつがなくなり、白米を持参するようになりました。

幼稚園は私立幼稚園就園奨励補助金がある!

さて、では幼稚園です。
これは、所得に関係なく、幼稚園側で料金が設定されています。
 
幼稚園保育料の基本的な内訳

・月額保育料
・給食費
・バス利用料

の3つになります。
バスを利用しなければ、その分安くなりますね。
その他、入園時には入園料や面接料、施設利用料などかかります。

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幼稚園の場合、自治体によって私立幼稚園就園奨励補助金という制度を設けているところがあります。
補助金額は、保育料と同じ市民税の所得割額に応じて支給されます。
 
わが家は、オレンジ枠部分。

補助金の表

幼稚園の補助金の場合、上の子が小学3年生以上になると、第2子が第1子扱いになります。
わが家は、年々少・年少の間は第2子分が適用され、年額21万3,000円の補助金を受け取れることになります。

保育料比較

次女の通う幼稚園料は、年齢により保育料が異なりますが、平均するとバス利用ありで約2万8,000円になります。
 
次女の場合の比較表はこうなりました。
年々少保育6ヶ月+通常保育36ヶ月=42ヶ月で計算してみました。
 
次女の保育料比較表

幼稚園の保育料を月額に直してみると、約1万6,000円になります。
 
次女の場合は、保育園だと入園時点から第1子となることから、第2子適用の長い幼稚園に通わせたほうが、保育料は安くなる!という結果になりました。
 
また、バスの利用をしない場合は、総額50万円まで下げることができます。

実際に計算してみよう!

比較表はあくまでもわが家の次女の場合です。
収入、住んでいる場所、きょうだいの有無、年齢差で、大きく変動があります。
実際に、ご自身の家庭の収入に沿って、しっかりと計算してみましょう。

フリーランスなら、幼稚園利用でもアリです。

わたし自身は、フリーランスで時間に融通がきく仕事をしています。
また、夫が会社員なので、どうしても保育園の保育料は高くなるだろうと考えてました。
 
保育園に長時間預ける必要がないこともあり、幼稚園という選択肢も含めて預け先を探してきました。

幼稚園にも、園によって延長保育があり、延長保育料を支払えば約7〜8時間ほど預かっていただくことも可能です。
 
わたしは実家が遠く、幼稚園以外の預け先がないので、幼稚園の延長保育制度はとても助かっています。
 
また、私立幼稚園就園奨励補助金の存在も見逃せませんでした。
この金額は自治体によりかなり違うようです。
 
総合的に考えて、わたしの場合は幼稚園でも預かり時間に問題はなく、料金的にも幼稚園のほうが良いとの結論になりました。
 
ただ、幼稚園では0〜1歳児を預かってもらえないのは、大きなデメリットになってしまいます。
 
わたしは、在宅育児をすることで満3歳までやってきましたが、かなり大変でした。
保育園の一時保育制度も利用しながら、なんとかこなしてきました。
  
保育園と幼稚園では活動内容や、預かっていただける年齢も違いますので、総合的に判断する必要があります。
 
ですが、フリーランスという働き方だからこそ、子どもが2歳を過ぎる頃には、どちらも検討できるのはメリットになるのではないでしょうか。
 
どうしても優先順位が低くなりがちなフリーランスの方は、2歳児保育(4年保育)の幼稚園を探してみるのもありかもしれませんね。

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給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収額の決定・変更通知書

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