今年のなかば頃、わたしの収益も順調にあがっていたため、180〜200万円という貯蓄目標を立てていました。
しかし、結果としては達成ならず…です。
今年度の貯蓄額は178万円でした。
ただ、目標は達成できなかったのですが、総資産残高、そして、負債を含めた家計費の推移をみてみると、178万円でも合格だったんです。
家計で大切なのは、貯蓄額だけではなく、その内訳や負債残高など、トータルで考えることが大事です。
年末に家計を振り返るときの3つのポイント
抑えるべきポイントは3つ。
貯蓄額、負債額、そして、純資産の推移です。
月々の貯蓄額の推移:総貯蓄額は約1,060万円
2016年度、貯蓄額の推移は以下の図のようになりました。
わが家の傾向としては、保険料や税金等の支払いが、年初に集中してしまうため、なかなか増えません。
貯蓄額は年末に向けて、徐々に増えていく傾向にあります。
毎月一定額が増え続けていけば良いのですが、家計を運営していれば、そういうわけにはいきませんよね。
よく貯められる月もあれば、貯まらない月もある。
この「1年を通してどう推移する傾向にあるのか?」を知っておくことで、毎月の貯蓄額に一喜一憂する必要がなくなりますよ。
わが家は、12月の賞与の使い道がないため、ドン! と増えることがあらかじめわかっています。
そのため、わりとそれを見越した上で、年初は貯められなくても仕方ない……と割り切りながら、乗り越えています。
負債額の推移:総負債額は約1,140万円
わが家の負債額の推移です。
内訳は、住宅ローンと、予定外に買い換えることになった車のローンです。
車のローンは赤い○のときに発生しました。
3年前に買ったばかりだったので、車に使える現金がありません…。
買い換えるのはまだ先だな〜と思っていたのですが、とっても良い中古車を見つけたので、まずはローンを組んで買いました。
会社経由で借りたので金利は低く、借り入れ額も180万円くらい。
借りてすぐですが、株を売却して、42万円ほどすでに繰り上げ返済をしています。
株など余剰金を現金化できた段階で、ガンガン繰り上げしていきます。
特殊なやり方ですが、繰上げ返済も「持ち株会の奨励金」を活用するなどして、できるだけ金利がなくなる方法を使っています。
奨励金は見逃せない!持株会があるなら知っておきたい家計に役立つ活用術と運用方法
純資産の推移:マイナス78万円
負債がなければ、見るべきものは貯蓄だけでOKなのですが、負債がある場合は、貯蓄額から負債を引いた「純資産」を出してみましょう。
わが家は、マイナス78万円です。
これが何を意味するかというと、あと78万円で純資産がプラスに転じるということ。
ここには住宅である不動産、車などの動産は含まれていませんので、実質にはすでにプラスです。
ですが、わが家は、それ以外でプラスになることを目指してきました。
来年度中には達成できる見通しが立ちました。
これは、1つの目標を達成できるということで、内心ホッとしました♪
クルマ選びの失敗から学んだこと
先にも述べましたが、3年前に新車を買っています。
でも、小さな車だったからか、燃費もいまいちで、乗り心地もよくない……これは完全に失敗したな、と。
当時のクルマ選びのことを思い出して、どうして失敗したのか振り返ってみると、
じぶんたちのライフスタイルを無視し、完全に「値段」だけで選んでしまった
ということですね。
小さな車なので、税金も安いです。
保険も安くなりました。
維持費も安く済みます。
でも、不便だったんですよ。
子どももまだ小さいし、小さな安い車で十分だと思っていました。
でも、現実は、考えるよりも厳しかった……。
3年間ほど我慢して乗ってきましたが、下取り価格が高いうちに買い換えたのです。
わが家はドライブをすることが多いので、車は値段で選ばず、納得のいく「適正なサイズ」を選ばないといけないな、と痛感しました。
今後の家計運営を考える
さて、わたしは以前から、総貯蓄額1,000万円を目標にしていました。
この目標を立てたときは、たしか500万円くらいだったでしょうか。
貯金を500万円貯めました。貯めたからこそ分かる、貯金額300万円までの苦悩と気持ちのゆとり
こちらの記事に書いていますが、このときはまだまだ先の「夢にすぎない」と思っていたのです。
わたしの貯金スタイルは一貫しています。
11年前から変わることはありません。
1,000円でも5,000円でも、コツコツと貯めていくこと
これを1歩1歩、淡々と繰り返し、根気よく行ってきたことで、1,000万円という節目を迎えられました。
貯蓄と負債のバランスをとる
目標を達成したら終わり、ではありません。
次の目標を考えなければ、一歩が出ませんよね。
来年度の目標からは、以下のような、数年にわたる目標を設定しようと考えました。
まず第一の目標は、想定外に組んだ車のローンの繰上げ返済ですね。
さっさと返します。
次に住宅ローン。
これまで、住宅ローンの繰上げ返済には消極的でした。
でも、これからは変えていきます。
総貯蓄額1,000万円をキープしながら、住宅ローンを繰上げ返済するという方向にシフトさせていきます。
あくまでも、1,000万円キープは絶対。
切ってしまったら、貯蓄にシフト。
補充できたら、住宅ローンの繰上げ返済、という形にしていくつもりです。
健全に家計を運営するために大切なこと
家計簿も大切なツールの1つです。
しかし、家計全体をみるためには、それだけでは足りません。
この記事で紹介したように、3つのポイントを押さえて、家計全体を確認することも大切です。
- 1年間の貯蓄額の推移と総貯蓄額
- 総負債額
- 総貯蓄額ー総負債額=純資産を出してみる
ぶっちゃけていうと、家計簿をつけていなくても、お金の使い方がグダグダでも、純資産が順調に増えていれば、家計運営的には合格だと思っています。
ただ、全体をみて合格であったとしても、内容をしらべると危険因子がいっぱいあるかもしれませんよね。
そのときに、家計簿というツールが必要になってくるのです。
お金が貯まる家計簿の予算の立て方。予算立ての方程式でお金が勝手に貯まる家計簿に変える
家計管理といっても、実はとっても奥が深い。
家計簿だけを見てても家計運営が健全にできているのかは、いまいちわからない。
でも、家計全体だけをみていても、小さな危険因子を発見することはできません。
家計簿で支出のチェックをしつつ、家計全体ではどう推移しているのかを見ていく
この体制で、健全な家計運営をしていきましょう。