ふと振り返ってみると、お金を貯めるために身につけてきた習慣が、20個ほどありました。
どれも自然と身についてきたものですが、貯金のためにはとても大切な習慣だったなと思います。
お金のために始めた習慣でしたが、いまでは、生きる上でとても重要な役割となっているんですよ。
人間関係、もの、じぶん、仕事、家族、そして、人生。
この記事では、わたしが実践してきた「お金に好かれるための20の習慣」を紹介しています。
お金が貯まるマインド習慣
マインド(思考)を軽んじる人がいますが、マインドが変わらなければ、行動を変えるまでにはいたりません。
成功したいのであれば、成功している人のマインドセットを学ぶことです。
「お金がない」という言葉を使わない
お金を貯めようと決意したとき、まず封印したのが「お金がない」という言葉。
この言葉、かなり呪われていますよ(笑)
なんて冗談めいて言っていますが、言葉というのは本当にそういう風に思わせてしまうほど、パワーがあるものです。
本当に「お金がない」のか、じっくり考えてみてください。
生活するお金もないのか、それともムダ使いしすぎてお金がないのか、好きなものが買えないからお金がないのか。
「お金がない」ことばかりを考えていると、お金がないという現実しか見えてきませんよ。
見栄を張らない
あいつが家を買ったらしい!
後輩のくせに、生意気にも新車を購入したらしい!
他人が持っているものを欲しがる、あるいは、じぶんより良いものを持っている人に対して、嫉妬してしまうこともあるかもしれませんね。
人が幸せと感じるものと、じぶんが幸せと感じるものはまったく別物です。
わたしが嫉妬に取り憑かれていた頃、「すべてをその人と取り替えたいか?」と自問自答してみることをすすめている本と出会いました。
すべて、ですよ!
旦那さん、奥さん、こども、義両親、家、持っているもの、地位、周りの環境、出自そのものから……。
それはやだなって思ったんですよね(苦笑)
すべてを取り替えてでも、その人になりたいか? その人が持っているものが欲しいか? そう考えると、また違った答えが見つかるかもしれません。
できない理由は、いったん取り置く
何かを始めようとしたとき、黒いじぶんがこっそりと出てきて、できない理由をささやきかけてくることがありませんか?
こうだからできない、ああだからできない。
じぶんには、これが足りないから無理だ。
次から次に浮かんでくる、できない理由。
これ、まずはいったん取り置くようにしてみてください。
わたしもできない理由はたくさん浮かんでくるタイプですが、それはいったん受け止めた上で、それでもまずはやってみる、ということを習慣にしています。
1歩踏み出せば、できない理由はあっという間に消え去るものです。
「お金はなくならない」と考える
勘違いしやすいのですが、お金は使ってもなくなりません。
ものやサービスなど、形を変えてじぶんの手元に残っているんです。
もちろん、旅行などは思い出や経験として。
お金を使うときに、ついついこれをやるとお金がなくなってしまう……と考えてしまいがちですが、そうではないということを頭のスミに置いておくだけで、違った世界が見えてきますよ!
あなたがいま、このサイトを見ている、パソコンやタブレット、スマホも、そして、インターネット回線も、お金が形を変えたもので成り立っています。
バカでいいと考えよう
変な話ですが、じぶんは頭がいいから失敗しないとか、じぶんは他の人よりものごとを知っているとか、じぶんは他人よりも優れているというスタンスでいると、じぶんにとって新鮮で重要な情報というのは入ってこないように感じます。
わたしは、じぶんのことを無知だと思っています。
知らないことがたくさんあるし、できていないこともめっちゃくちゃあります。
お金についてもまだまだ勉強不足。
だから、いつも学ぼうと思っています。
言葉は悪いですが、バカでいても平気、あるいはいられる人のほうが、結果的にたくさんの人からいろんなことを教えてもらえるので、「おトク」な人生になりますよ。
お金に好かれる行動習慣
マインドを変えていけば、行動そのものが変わってきます。
でも、行動を続けることは、意外にもむずかしいもの。
行動する理由や目的をしっかり腹落ちさせておきましょう。
現状から目をそらさずに把握する
現状から目をそらさないということは、案外むずかしいことかもしれません。
なぜなら、人間はじぶんに都合よく解釈したがるからです。
これは、できない理由の部分につながってきますが、支出を見直しているときに起きがちです。
この支出は仕方ないよね〜。
これなくしちゃうとちょっと困るよね〜。
あれをやめちゃうといろいろしんどいよね〜。
という、感情が目をそらすきっかけになります。
きっと、だれかに許してほしいのでしょう。
でも大丈夫。
だれもあなたを責めたり、とがめたりしないので、できるだけ客観的に、ものごとの事実のみを捉えるようにしてみてください。
支出を見直すときに、感情と言い訳は不要ですよ。
問題を解決するために行動を変える
行動を変えるというのは、大変な労力が必要ですよね。
たとえば、長く利用している携帯電話会社から変えられない、という人も多くいます。
愛着が邪魔をしてるのかもしれません。
昔は、確かにエリアによって電波の入り方に差がありましたが、いまは、どこの会社でも似たようなものです。
また、最近では通信速度を気にする人がいますが、体感で感じられる差が、あなたの人生にどれほどの影響をもたらすでしょうか。
なんだかんだと言い訳をして、行動を変えないというのであれば、それは変えたくない・現状のままでいいというサインです。
これまでと同じ行動をしていても、結果は変わりません。
結果を変えたいのであれば、行動を変えるしか、手段はないのです。
支出に聖域はないと考える
聖域になりやすい支出は、娯楽費・教育費・趣味にかけるお金でしょうか。
家計にゆとりがあれば、メスを入れないという手段を取ってもいいでしょう。
優先順位の高いもの、じぶんにとって削りやすいものから削ればいいと思います。
でも、削りやすいからといって、パートナーのお小遣いや、家族が大切にしているものから削るのはよくありません。
そんなことをするのであれば、真っ先にじぶんの聖域にメスを入れる勇気を持ちましょう。
そうして、まずは本気を見せる・手本になることで、家族も協力的になってくれるかもしれません。
まず「やめてみる」勇気を持つ
なかなかやめられないこともあると思います。
たとえば、たばこ、お酒、パチンコ、スマホゲームなどもあるでしょうか。
娯楽に直結したものですし、なかなか踏ん切りもつかないこともありますよね。
でも、1度やめてしまったとしても、家計が健全になれば、またお金をかけられるようになります。
もちろん、無駄なものだと心底思えたら、わたしのたばこのように、もう2度とやらなくなることもあります。
ピンチのときは、やめてみる強さも持てるといいですね。
財布をきれいにキープする
よく言われていることですが、お金を大事にできる人は、財布がきれいだと言われています。
わたし自身、お金持ちの財布を並べてみたことがないので、どこまで本当の話かはわかりません。
しかし、少なくとも、お金を貯めている人は、こまめにお金の出入りをチェックしているから、レシートでいっぱい……ということはないでしょうね。
わたしも、1週間に1度は財布の中からレシートを取り出し、足りなくなったお金の補充をしたりと、リセットするようにしています。
また、不要なポイントカードはそもそももらわない、使わないと思ったらすぐに捨てるなど、パンパンにならない習慣を続けています。
ゆとり時間を持つ
お財布をきれいにキープするには、それなりに(といっても5分程度ですが)ゆとりの時間を作る必要があります。
忙しい中で、5分、10分を確保するのも難しいことがあるかもしれませんが、それでも、あえて優先して、ゆとりの時間を生み出すことをしてみてください。
ほんの少しでも、家計やじぶんのために時間を取ることで、気持ちにもゆとりが生まれてきます。
わたしは、あえてなにも予定を入れない日というのを作っています。
そうすることで、できていなかったことができたり、新しくものごとにチャレンジしたりという気持ちも持てるようになりました。
お金が貯まる家計管理習慣
マインドが変わり、行動が追いついてくれば、あとはお金が貯まる家計管理の習慣を身につけるだけです。
マインド、行動、そしてお金が貯まる習慣。
この3つが備われば、お金に困る生活とは縁遠くなります。
何事にも予算を決める
なんとなくこれだけお金がかかっているから掛ける……。
こう考えてしまうかもしれません。
家賃にお金が掛かるのは普通のことだ。
スマホ代も仕方ない。
子どもの習い事代も将来には大切なことだ。
しかし、お金を掛けるかどうかはじぶん次第で決められます。
お金を好きなだけ掛けておきながら、お金がないと嘆いているのであれば、どんな項目にも予算を設けて、その範囲内で暮らすように心がけてみてください。
重要なこと、緊急なこと、優先したいこと、なくしてもいいもの。
1つ1つの支出に向き合うことで、あなたにとって最適な予算が割り出せます。
お金が貯まる家計簿の予算の立て方。予算立ての方程式でお金が勝手に貯まる家計簿に変える
固定費を削る
食費や日用品費はじぶんでコントロールしやすいため、最初に手をつける人もいるかもしれません。
わたしも、節約しはじめた頃はそうしました。
しかし、効果は薄く、長続きも難しいものでした。
王道すぎて、もう堂々と言うのもためらいますが、まずは固定費を削ることです。
なぜなら、一度手を加えてしまえば、その効果が勝手に持続するからです。
見ていない有料チャンネル、やっていないネットゲーム、月に2回しか行ってないスポーツジムの会費、パケットがありあまっているスマホ料金、いやいや通わせている習い事、ろくに読んでいない新聞や定期購読……
こういった固定費を削るだけで、食費の節約とは比にならないほどの節約効果が、たった1度の解約手続きで得られるのです。
家計の見直しポイントは固定費から!収入の10%を貯めるために固定費の具体的な見直し術を紹介
過剰な節約はしない
節約をするときに頭の片隅に置いておきたいのは、「その節約で、あなたの笑顔は得られますか?」ということです。
世の中の主婦(主夫)たちは、じぶんが我慢すればいいやって考えることって、多いと思うんです。
でも、あなたも家族の一員です。
家族のためならと、あなたが眉間にシワを寄せてイライラしながらがんばったとしても、家族は決して喜びません。
節約をするなら、あなたを含めた家族のだれもがハッピーになれる方法で取り組むことです。
家計を握るあなたが無理をするような過剰な節約は、長続きしないうえに、精神的にも負担になるので、ほかの方法を考えていきましょう。
効率も考える
じぶんに合わない方法をいつまでもダラダラと続ける必要はありません。
家計簿が続けられないなら、家計簿をつけなくても良い家計管理に変えていけばいいのです。
家計簿不要の家計管理。夫婦の収入を共有管理しながら「生活費固定費化」で使えるお金も貯金もアップ
現金の管理がめんどうなら、クレジットカードを積極的に活用してみたっていい。
使っている口座を定額自動入金・出金サービスのあるようなものに変えるだけで、銀行に行く時間すら節約できるのです。
効率を重視するのは、悪いことではありませんよ。
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支出の意味をしっかり考える
わたしが好きな著書に、「7つの習慣」という本があります。
この本には、以下の4つの領域を意識することが人生にとって大切なことだと言われています。
- 緊急で重要なこと(優先順位高)
- 緊急ではないけど重要なこと
- 緊急だけど重要ではないこと
- 緊急でも重要でもないこと(なくしてもいい)
支出も、これに当てはめて考えることで、優先順位が決めやすくなります。
優先順位が低いものは、その支出は本当に必要なのか? をしっかり考えて、不要だと判断すれば意味がないものとしてバッサリ切ってみるのもおすすめです。
まんがでわかるシリーズも揃えています。
多すぎるまとめ買いをしない
まとめ買い推奨記事を見ると、げんなりするわたしです(笑)
こまめに買うとムダ買いするからまとめ買いを……とすすめているのですが、食材には期限があります。
また、多すぎる日用品のストックは、収納を圧迫します。
きちんと在庫管理ができる人は、まとめ買いのほうが効果は出やすいと思います。
しかし、必ずしもそうではない人もいます。
料理が苦手な人が過剰なストックを持てば、腐らせてしまうこともありますよね。
在庫管理が苦手な人が日用品のストックを増やせば、重複買いだって起こり得ます。
大事なのは、まとめ買いかちょこちょこ買いかではなくて、適正な量を、じぶんが管理できる範囲で買うことです。
必要量・適正量を知る
ものとお金は深く関係しています。
わたしは、いらないもののために、5畳の1部屋を使っていたほど使わないものを溜め込んでいましたが、お金を貯めるようになってから家の中がどんどん片付いてきました。
なぜそんなことが起きたのかというと、お金を貯めるために、ムダなものを買わないようにしようとか、いまあるものを使い切ろうとか、ものと真剣に向き合い、お金の使い道をしっかりと考えるようになったからです。
そうなると、ものはじぶんにとって適正な量になっていきます。
ここで大事なのは、「ものが少ないことが美しい。」とはならないことです。
ミニマリストやシンプルライフが良いのではなく、じぶんにとって心地よいかどうかが大事なのです。
適正量を知るために、いま持っているもの・お金の管理を整えていきましょう。
そうすれば、無理にものを捨てなくても、部屋はすっきり片付き、最適な量へと落ち着いていきますよ。
洋服代の効果的な節約方法。予算と在庫のダブル管理で洋服代も収納も減らせる節約術
年間の支出予定表を作る
先に支出がわかっていれば、対策が立てやすいものです。
わたしが、もっと貯まる家計管理を目指すために始めたのが、年間の支出予定を立てることでした。
これは、この1年にどんな支出予定が考えられるか、年初に立てることです。
1年分が難しければ、半年でも構いません。
逆に、3年先までわかっているなら、それを立てるのもよいですね。
まずは半年先、次に1年先というように、支出の見通しを立てるようにしてみましょう。
簡単なものからで構いません。
子どもの入園・入学、車の買い替え、車検、固定資産税などの税金、帰省費用、結婚予定、身内の行事等々、書き出すだけでも効果的です。
備えあれば憂いなしとは、まさにこのことですね。
赤字が改善しないのは家計簿のつけ方に問題あり!年間収入・支出がわかれば細かい家計簿なんていらない
効果的な家計簿をつける
効果的な家計簿と言われても、なかなかピンとこないかもしれません。
家計簿をただダラダラとつけていても、数字が並んで終わりです。
めんどくさいならやめてしまえばいいわけです。
いまのわたしは、水道光熱費・食費・日用品・ガソリン代などの細かな数字は、見ないようにしています。
なぜなら、その項目を節約したいと思っていないからです。
予算を決めて、その中でやりくりできればいい、そう考えているので、家計簿で見る数字というのは、これから先に役立つと思う数字だけ。
たとえば教育費、帰省費用などの特別費、じぶんの税金などですね。
わたしは、家計簿を「いま」のためにつけるというよりも、来年のじぶんの助けになるものをつけています。
家計簿には目的が必要です。
目的はどんなものでもいいと思います。
食費を節約したいなら、食費をつけ続け、内訳もきちんと把握し、どれがムダで、どれは必要なものだったのか見極め、今後の行動の参考になるような分析の仕方をしていけばいいのです。
じぶんにとって、身となる家計簿を作っていけるといいですね。
家計簿が続かない原因は「つけ方」だった!家計簿を劇的につけやすくする簡単なルールで週に1回だけ記入する
習慣は、無理せず1つずつ身につけよう
わたしは、約10年をかけて、20の習慣を身につけてきました。
いまはこの習慣のおかげで、お金のことで困ることは、まずないだろうなぁという漠然とした自信が持てるようになりました。
よい習慣は、じぶんに自信が持てるようになります。
自己肯定感を高めてくれるので、いつも前向きな気持ちになれます。
さて、ここで良い本を紹介します。
わたしがとっても参考にした本ですが、良い習慣を身につけるために、気をつけておきたいことや具体的な方法がまとめられています。
まんがで書かれているので、スッと頭に入ってきてわかりやすいですよ!
いろんな習慣をすぐに身に付けたい気持ちはありますが、実は、1つ1つをゆっくり段階を経て習慣づけていくことが、長続きの秘訣にもなっているそうです。
わたしは、お金や片付けの習慣は身についたので、これからは運動習慣を身につけて、長く活動できる健康な体を手に入れたいと考えています。
いっしょに良い習慣づけをしてみませんか?