夫婦ともに収入のある共働き家庭になって、家計管理方法を大幅に変更しました。
せっかく収入が増えたのだから、夫が使えるお金、管理するお金も増やしていきたい!
ということで、わが家は「生活費30万円で完全固定費化」させました。
実際にこの方法で数ヶ月試してみましたが、細かい家計簿が必要なくなったので、ご紹介したいと思います。
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家計簿不要の家計管理の事前準備
やり方はいたってシンプルなのですが、この方法を取り入れるためには、夫婦共有で管理する銀行口座とクレジットカードが必要です。
準備するものは以下の3つ。
- メインバンク(カード用の引き落とし口座)
- 家族、妻、夫の貯蓄用口座
- クレジットカードと、その家族カード
支出専用が、メインバンクなのは、すべての支払いをクレジットカードで済ませるためです。
わが家は、イオン銀行をメインバンクに使っています。
イオン銀行ATMは手数料がかからないですし、パートナーが持てる代理人カードも発行できるので、共有管理におすすめ。
セレクトカード(イオンカード)を持てば、さらに普通預金の金利も上乗せになります。
共働き夫婦がお金を管理しやすい銀行口座はどこ?代理人カードとイオンカードセレクトを使って共有管理
管理しやすくするために、家族カードも発行しておきましょう!
生活費固定化のメリット
生活費を固定費として考えるって言っても、少しピンときませんよね。
これは、生活費の予算の大枠を決めてしまい、その範囲内でやりくりする方法です。
メリットをざっくり説明すると、以下の2つです。
- 細かい支出管理がいらない
- 先取り貯金+残金貯金ができる
細かい支出がいらないのは、予算内でやりくりできればOKなので、なににいくら使ったのか、まで把握する必要がないからです。
(もちろん、支出オーバーした時点で、細かな見直しは必要ですよ。)
2つめは、手順とあわせて説明しますね。
手順1:生活費を書き出す
家計簿を長くつけていれば、毎月いくら生活費で掛かっているのか、すぐにわかると思います。
その掛かっている金額を固定費として考えればOKです。
わが家の場合で考えてみましょう。
現在、生活費としては以下のような予算になっています
26万円くらいですね。
ですので、生活費を30万円としてもまったく問題ありません。
むしろ、余るくらいです。
ここで、26万円ならなぜ26万円で設定しないのか?という疑問が出てきたかもしれません。
それは、家計のクッションを準備しておこうと考えているから、あえて少しゆとりをもって30万円としています。
生活費はある程度予測は立てられていても、あくまでも予算段階なので、なにか病気が続いた場合は、医療費が跳ね上がります。
また、冠婚葬祭などが集中すれば、予備費として取っている5,000円なんて、あっという間に消えてしまいます。
そのときにいちいち貯金を取り崩していたら、ため息ばかり出てしまいそう^^;
突発でなにかあっても、毎月の予算30万円の中でやりくりしよう!と決めておいたほうが、銀行に立ち寄って貯金を崩す必要もないので、忙しい共働きにはぴったりの方法です。
手順2:お互いの収入を合算して考える
夫婦は、多く稼いだほうが偉いとか、稼げてないほうが劣っているとか、そういうものはまったくありません。
もし、そういう視点を少しでも持っているのであれば、この方法は成功しないでしょう。
これは、夫婦どちらにも言えることです。
本題に入ります。
世帯月収(手取りベース)は、60万円あったとします。
そして、生活費が30万円。
多めにみて生活費を35万円と決めることで、残った25万円を貯金に回すことができます。
この25万円の中から、家族・夫・妻の3つの貯め財布(貯金口座)に振り分けていきます。
そう、貯金も共有で管理するのです。
そのメリットは、家族の貯金を増やしながら、個人的な貯金も増やせるところにあります。
共働き家庭が貯金を増やすコツは、すべてをオープンにして共有で管理すること。
結婚後に築いた財産はお互いのものなので、家族・夫・妻の3つの貯め財布でしっかりと管理しておきましょう!
家族貯金は、マイホーム資金や教育費、旅行積み立て、老後の生活費用といった家族のための貯金。
夫・妻名義の貯金は、それぞれがじぶんで管理するお金です。
資格取得のためのお金にしてもいいですし、株式投資などの運用もいいですね。
わが家は、個人型確定拠出年金などに回しています。
夫婦それぞれがしっかりと運用して、老後にも備えられるといいですね!
老後破産を回避するためにやっておきたい年金対策。貯金を切り崩すのではなくお金が入ってくる仕組みを作る
お小遣いも確保しながら、お互いの貯金もでき(しかも自由に使える!)、家族全体の資産もアップしていける。
わが家は、これを実践しています。
ここまで決めてしまったら、あとは簡単です。
手順3:口座や管理するものごとに振り分ける
生活費の中から、あらかじめ決めておいた「支出用口座」に必要な金額を入金します。
わが家の場合はイオン銀行ですね。
基本的にクレジットカードがメインなので、今月分の請求金額ほど入金します。
なるべく毎月の変動が大きくならないよう、使い方には注意しておきたいですね。
クレジットカードは苦手・・・という方は、現金で管理するのもいいのですが、共働きこそ、クレジットカードと家族カードを活用して、ポイントも貯めながら、管理に手間をかけないという方法を選んでいくといいと思います。
わが家は、すべてをクレジットカードで支払っています。
手順4:現金管理するものと残ったお金は共用の財布へ
現金で管理するものは、共有の財布へ。
この中には、医療費や予備費、レジャー費の3つを入れています。
残ったお金は、ひとまず共有の財布の、別のところにいれておき、突発で出た費用は、ここから支払っていきます。
うっかり使ってしまわないよう、別のお財布や封筒で管理するのも良いですね!
手順5:収入ー残ったお金=掛かったお金で家計簿が完成!
月末にやることは、家計簿をまとめること。
これはとっても簡単!
というのも、クレジットカード払いであれば、先にすでにお金が出ていっている状態なので、現金管理部分と突発的な支出だけをチェックしておけばOKだから。
しかも、それだって残金がいくらかわかっていればいい。
わが家の先月は、こんな感じになりました。
世帯の手取り:52万円
→生活費予算:30万円
→事業用経費:10万円
お小遣い&先取り貯金
52万円ー(30万円+10万円)=12万円
支出内訳
住居費などの固定費:10万円
生活費(クレカ払い):12万円
現金支出:5万円
支出合計:27万円
生活費予算ー支出合計=残金:3万円
という具合で、とっても簡単なんですよ!
クレカ払いであれば、Web明細が毎日の家計簿代わりになるので、すべてが簡略化できます。
マネーフォワードのような家計簿アプリと連動しておけば、すべてが自動化できますよ!
マネーフォワードのはじめ方。収入・支出・貯蓄口座の3つを登録しよう!
残金の3万円は、しっかりと貯金です!
共働き家庭の家計管理は、見える化で貯める!
家計管理の方法を変えるだけで、隠れていた「貯められるお金」が見える化できます。
とくに共働き家庭の場合、今回紹介した方法のように、収入全体を把握して貯めるシステムに作り変えることで、家計全体がわかりやすくなります。
無理に夫の収入だけでやりくりする!と決めるのではなく、どうもうまくいかない場合は、夫婦の収入を合算して、そこから、貯める分、使う分と分けていけば、無理なく家計管理ができますよ!
お金をたくさん貯められたら、それはそれで幸せかもしれません。
ですが、日々のやりくりにストレスを感じ、楽しく貯金ができなければ、あまり充実した貯金生活とはいえませんよね。
お金を「貯める」だけに偏ることなく、どう使うか、どう振り分けるか、夫婦それぞれの資産形成を考えながら、家族の幸せを優先して考えてみてくださいね。