結婚披露宴が高額になってしまう理由とは。結婚式場でハマるお金と常識の怖いワナ

結婚式のお金

結婚が決まったら、結婚情報誌などを利用して、いろいろと準備をしていきます。
ブライダルフェアなどにも通われると思います。

まず、ここは家計管理のサイトです。
お金に関係するお話を書いているサイトですので、サクッと結婚式に関する真実を書いておきます。

結婚式は、お金を掛けたいだけ、掛けられてしまうイベントです。

なにがいいたいかというと。
結婚式も、ビジネスだということです。

目次

結婚ビジネスで利益をあげるということ

先に申しますと、決して「ビジネス」が悪いわけではありません。

結婚式もビジネスだと言いましたが、そのビジネスのおかげで、特別な日を演出できるサービスだと考えれば、高額になってしまう理由もわかりやすくなります。

たとえば、結婚式を含めた結婚披露宴は、ほとんどの場合、丸1日式場を貸切って執り行いますよね。

式場スタッフ、進行スタッフ、司会者、美容スタッフ、装飾スタッフ、音響、神父、コック・・・あらゆるスタッフが総出でふたりの門出を支えてくれます。

そのために、結婚披露宴に、多額のお金がかかってしまうのは仕方がないこと。
ほぼ人件費です。

そして、ほとんどの式場では、週末の2日間、あるいは大安吉日の1日だけで、かなりの黒字化を目指す必要があります。

経費から逆算して、黒字にするために、「サービス料」と「利益をうむための仕組み」があらゆるところに設定してあるのです。

結婚式だけで食べていく企業なら、結婚式で赤字になってはいけないのです。

ブライダルフェアで聞く「お祝い事ですからね」という決まり文句

披露宴会場

結婚披露宴は、お祝いごとです。
一生に一度の大イベントです。

親族や身内も、おおいに絡んできますし、友人たちへのお披露目という意味合いもあります。

親や親戚から、あれもこれもと注文を受け、口を出され、すすめられ、ふと気がつけば、

予算をはるかにオーバーしていた・・・

これらはよくある「結婚式あるある話」です。

打ち合わせ前の段階では、予算にきっちり合わせていこう!と張り切るもの。

必要なところだけにお金をかけていこう! と決意するものですが、このお金の話を非常にあいまいにしてしまう、魔法の言葉があるんです。
それが・・・

「お祝ごとですから、これくらいみなさん掛けられていますよ。」

という、ひと言です。
とくに、女性には弱いポイントをついた言葉かもしれませんね。

周りより劣っていたら、恥ずかしいからいやだ。
周りからかけ離れていたら、あとから陰口を言われそうでいやだ。
みんなと同じか、それ以上がいい。

そんな気持ちにさせたうえに、お祝ごとだから…という決め文句。
これで、しっかりと結婚式場は利益をあげていくんです。

実際に、わたしもいろいろなブライダルフェアに行ってみたんですが、フェア会場で式場の方からの話を聞いていると、そんな言葉にあふれかえっていることに気付いたんです。

ドレスを決めるときも、タキシードを決めるときも、装花やブーケを決めるときも、お料理を決めるときも、すべてにおいて、お祝ごとですから…と、ワンランク上のものをすすめられます。

「じゃあ、じぶんたちで準備して持ち込みます。」と言ったところで、「持ち込み管理料」をしっかりと請求されます。
なにをするにも、お金が必要です。

一般的よりちょっといいものを準備すれば、見栄も張れますし、ゲストや親族へのメンツも保てます。

結婚披露宴って、「ブライダル会社が作ったお祝い事のテンプレート」だと、そのときに気づいてしまいました。
バレンタインなどと同じです。

全額自己負担じゃないからこそ高額になるんです

数か所の式場で見積もりをとってみましたが、どれもこれも300万円は下らない。
セクシィ.netには、結婚式費用の相場は、おおむね300万円以上だと出ていました。

そして、ほとんどの家庭で、結婚費用の準備は、お互いの貯蓄にくわえ親族からのお祝儀、ゲストからのお祝儀や親の援助でまかなっているそうです。

結婚費用の資料

結婚式にいくら掛かったの? と友人に聞いたところ、御祝儀があったから黒字になったよ! なんてうらやましい回答をもらったことがあります。

正直、結婚式を黒字にしようとおもったら、親戚をたくさん呼ぶか、結婚式そのものの質を落とす必要があります。
その友人の結婚式ですが、ここでだけ言いますが、お料理がとても残念でした・・・。

もし、親族が少なく、御祝儀が期待できないとして、この300万円を全額じぶんたちで払わなければいけないとしたら、結婚披露宴、できますか?

最後、支払いのときになって、お金が足りないことがわかったら?

結婚と同時に、ローンが始まってしまうかもしれません。

お金をかけない方法はないか考えてみよう。

ここまで、結婚披露宴に対して、金銭面から否定的なことを書いてきました。

豪華な結婚披露宴がしたい方は別として、お金をかけなくてもささやかな結婚披露宴をしたいというのなら、お金をかけない方法を考えてみましょう。
 
結婚式場ではなくても、レストランを借り切って執り行うこともできます。
披露宴会場ほど高額にはならないかもしれません。
お料理は思い切って最高ランクのものが提供できるかも。

お祝儀はいただかない、会費制のパーティーにすることで、ゲストへの負担も減らすことができるかもしれませんね。

わたしの結婚式の様子はこちらにまとめています。

結婚式のお金はどう貯める?まわりを巻き込んで最高にハッピーな節約ウェディングを挙げる方法

結婚式の泥沼にハマらないために

ブライダルフェアで出してもらった見積もりをみて、人に言われるがまま、うのみにして契約してはいけないなって感じました。

人間は、多少なりとも見栄を張りたくなる生き物です。
とくに、結婚式という場は、女性やその家族にとって、とても大切なイベント。

だからこそ、こだわりたいし、最高ランクを勧めてこられるのもわかるんです。

でも、じぶんの目でみて考え、きちんと調べること。
そして今後いっしょに生きて行くパートナーと、しっかり話し合って決めていくこと。

実は、結婚式のことを決めるときって、ケンカが増えるんですよ(笑)
とくに、お金の面で揉めることが多くなります。

男性は、女性ほど結婚式に思い入れがないのかもしれません。
女性は、男性がおもっている以上に、結婚式のことを真剣に考えているのかもしれません。

ここが踏ん張りどころ。
夫婦になると、お互いのお金のことは一生ついてまわります。

じぶんたちの結婚式、過剰なゼイタクはいらない。
お金を掛けずに、豪華に見える演出を考えたい。
セッティング費用は節約して、料理は豪華なものを提供したい。

どんな結婚式にしたいのか、まずはゴールをイメージして、それに必要なものだけを選択するようにしましょう。

ケチとお金を掛けないことは別もの。

わたしの行った結婚式は、総額70万円ほどでした。
決してお金を節約するためだけに費用を抑えたわけではありません。

限られた費用で最大限のメリットを引き出すための方法を考えただけのこと。

お金を掛けないことにとらわれてしまうと、大切なことを忘れてしまいますので、そこに囚われないような注意も必要です。

結婚式は高額!?この常識の裏を考えてみよう。

人生

結婚式には、地域の風習もあるでしょうし、また、それを大切にする必要もあります。

そして、両親や親族といった身内や、会社関係で呼ぶゲストの意見も尊重しなければいけません。
ですので、一概に、お金をかけなければいいとは思いません。

結婚後、たくさんのお金が必要になるなかで、結婚式というのは通過点でしかありません。

結婚式で、どういうところにお金をかけ、どこには掛けずに済ますのか。

メリハリをつけて、大切に、有効に、お金を使っていきましょう。

ちなみに、料理のランクを落とすと、ゲストの不満が高まるようですよ^^
お料理だけは、豪華なものを提供できるといいですね!

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