子どもを育てると1人あたり1,000万円は必要だ!
大学資金は最低500万円!
なんて聞くけど、そんなお金、そもそもどうやって貯めたらいいの?
教育費に老後資金……。
結婚してこどもを持ったら、お金の掛かることばかりが増えてくるように感じます。
どうしても収入が増えないこの時代ですが、教育費に関しては言えば、
児童手当をしっかりと貯めるだけで、まとまったお金になる!
ということなんです。
この記事では、児童手当についてと、教育費対策についての貯金アイデアをまとめました。
児童手当を全額貯めるといくらになるのか。
児童手当を全額貯めると、いったいいくらになるか知っていますか?
年齢により金額は変わってきますが、あらかじめ計算して、もらえる金額を試算してみましょう。
意外と貯まる、児童手当。
第1子・第2子は、3歳未満は月額1万5,000円が支給されます。
3歳から中学校卒業前まで、月額1万円。(第3子は1万5,000円)
3歳未満
1万5,000円×3年間=54万円
3歳~中学校卒業まで
1万円×12年間=144万円
(第3子は、小学校卒業まで1万5,000円、以降1万円。)
合計
54万円+144万円=198万円
(第3子の場合は、合計252万円。)
児童手当を受給する15年間、1円も使わずに貯めるだけで、約200万円貯まることがわかりましたね。
第3子に場合は、252万円という金額になります。
とはいえ、1円も使わないということも難しいことかもしれません。
また、200万円貯まったところで、大学進学資金としては、まだまだ心もとないですよね。
でも、200万円も貯まるということは、まぎれもない事実です。
これを利用しない手はありません。
次からは、児童手当200万円を貯めることを前提に、さらに上乗せして貯める場合の計算方法を紹介します。
教育費500万円を貯める方法
教育費を準備するときは、児童手当分200万円を考慮し、貯めたい期限から逆算してプランしましょう。
また、大学進学用の資金として使いたいので、受験費用や大学入学準備などに使えるのが理想的。
計画を立てるときは、18年ではなく17年で計算してくと、受験時から慌てずに済みます。
教育費500万円プラン
500万円-児童手当200万円=300万円
17年間で貯める場合は、毎月1万5,000円ずつ貯める。
教育費300万円プラン
500万円-児童手当200万円=100万円
17年で貯める場合は、毎月5,000円ずつでOK。
逆算していくと、目標も立てやすくなりますので、漠然とした不安も解消されるので安心できますね。
次に考えていきたいのは、どこで貯めるかということです。
普通の預金口座でもいいのですが、できれば専用の口座を作っておくことをおすすめします。
銀行口座の選び方・貯め方はどうする?
では、どの口座を利用していけば良いのでしょうか?
児童手当は手をつけない!専用口座を作ろう!
普段やりくりする口座とは別の口座にしておけば、間違って使うこともありません。
15年後には、200万円がほったらかしなのにしっかりと貯まっていることになります。
児童手当の受け取り口座は、世帯主名義である必要があります。
子ども名義の口座では受け取れないので注意しましょう。
また、ネット銀行には対応していないので、地元の銀行を活用していきましょう。
その際、キャッシュカードは作らないなど工夫をすると、より手をつけづらくなって良いかもしれませんね。
定期預金を活用しよう!
もちろん、ここは定期預金も活用していきましょう!
ここ最近の定期預金の金利は、本当に低いです。
しかし、ボーナス時期に、定期預金の金利上乗せキャンペーンが行われたりしますので、それをうまく活用すること。
そんなときに活用したいのが、ネット銀行です。
わが家では、目的別口座のある住信SBIネット銀行とソニー銀行を活用しています。
住信SBIネット銀行の目的別口座と定額自動振り込み・入金サービスで、家計管理をラクにする方法
金利情報はしっかりとチェックしておきましょう。
児童手当は地元の銀行に貯めつつ、じぶんたちで貯めていく分は、ネット銀行など金利アップキャンペーンを実施しているところに貯めていくのも、賢く増やす1つの方法です。
学資保険も活用する
定期預金だけではなく、学資保険も活用していきましょう。
わが家では、貯めているお金の一部で学資保険を掛けています。
現金だけでも良いのですが、もし親になにかあったとき、収入ダウンなどで貯金ができなくなることも考えられます。
そんなときに備えられるのが、学資保険なんです。
保険という仕組みを活用することも考えてみるといいですよ!
ただ、最近(2017年)は、あまり利率も良くないので、保険による保障のメリットを重視したい場合にはおすすめできる方法です。
そのため、わが家でも、教育費の一部を学資保険にしている程度です。
児童手当は現金で貯めておき、追加で貯める分だけ学資保険をかけるという方法を取っていますよ。
しかし、家計が赤字なのに、無理をして学資保険をかける必要はありません。
児童手当だけでもじゅうぶんに子ども用のお金は貯まりますから、無理は禁物ですよ!
学資保険の注意点
学資保険を検討するのであれば、気をつけておいたいポイントがあります。
先ほども書きましたが、教育費の準備は大学受験前には完了しておきたいところ。
学資保険も同じで、できれば大学受験前までに準備しておきたいので、入試に間に合うように設計しましょう!
18年ではなく15〜17年くらいで設計し、かつ満期時期は11〜12月頃にするのがベストです。
わたしは、ちょうどよい範囲内・時期で設計してもらえるように、学資保険を契約するときは保険相談を活用しました。
家計と相談しながら、しっかりと教育費も貯めていけるといいですね!